シーバー病
- 運動中(スポーツ中)に痛みが出るが、休むと痛みが取れる(痛みが落ち着く)。
- 踵(かかと)に痛みがありつま先で歩いている。
- 踵あたりに腫脹(腫れ)がある。
シーバー病とは? |健笑堂すぎの樹はりきゅう接骨院 三重院
シーバー病(セーバー病)とは、踵骨骨端症(しょうこつこったんしょう)の別名で踵の骨の端骨(端の部分)が剥がれる、またその手前の成長軟骨(成長期にみられる軟骨)部分が炎症を起こすスポーツ障害です。筋肉の緊張によるストレスが繰り返しかかるオーバーユース(使い過ぎ)により発症します。
・初期 運動をすると痛い
・中期 踵をつくと痛い
・末期 何もしていなくても痛い
初めの症状は運動時のみの軽い痛みがありますが、症状が悪化すると踵をつくと痛い、何もしていなくても痛いというようになります。
また、動く時に踵が痛むのでつま先歩きになるのもその症状の1つです。
シーバー病の発症しやすい人
・スポーツをしている人
・成長期(10歳前後)
・足のアライメント異常(足の配列の悪さ、歪み)
・男児(女児の約2倍)
シーバー病はどのスポーツにも起こりますが、特に長距離を走るスポーツや、ジャンプが多いスポーツに起こりやすくなっています。(サッカー、バスケットボール、野球、剣道など)
シーバー病を発症した人の約8割は偏平足や足のアライメント異常になる傾向にあります。
シーバー病の原因|健笑堂すぎの樹はりきゅう接骨院 三重院
シーバー病はアキレス腱と足底筋膜という場所に緊張が起こり踵骨(かかとの骨)を引っ張ることで損傷し発症するスポーツ障害です。
スポーツ障害であるシーバー病は接触のような一度の外力で発症することは少なく踵骨に繰り返しのストレスがかかることで発症します。
踵骨に対してかかるストレスとなりえる原因は大きく‘’筋肉の牽引‘’と‘’衝撃‘’の二つに分けられます。
踵骨は立っている時に限らず歩行時にも接地している部分になります。しかし歩行動作では余計なブレーキになるような動作が加わらず前に進みやすくなるように丸い構造をしています。
しかし、スポーツでは前に進む動作だけではなく急停止やジャンプ動作、着地などかかとに衝撃がかかる場面が多くあります。一回の小さな衝撃でも繰り返すことでストレスがかかり発症することがあります。
また、そのような動作は踵骨に限らず踵の骨に付着する筋肉にも多くのストレスが加わることで発症率が高くなります。
また、本来成人の骨は頑丈にできている為、このような外力に耐えられますが成長期までに存在している成長軟骨は筋肉の緊張や衝撃に耐えられず炎症や損傷を起こしてしまいます。
シーバー病を放置すると... |健笑堂すぎの樹はりきゅう接骨院 三重院
シーバー病は放置すると踵の骨の先端に負担、ストレスがかかり骨折することがあります。そのため、早期発見、早期治療することが重要です。また、重症になればなるほど安静にする期間が長くなり、スポーツから長期に渡り離れることになります。さらに、治療が不十分であればすぐ再発してしまいます。
シーバー病の治療|健笑堂すぎの樹はりきゅう接骨院 三重院
シーバー病の痛みが強い時期は、KS矯正トハイボルト治療をメインで行います。
・KS矯正
股関節の左右バランスが崩れる事で足の長さの左右差が起こり、片方の足だけ衝撃が大きくなったり、筋肉が緊張しやすくなります。KS矯正は股関節の左右バランスを改善することにより、衝撃や筋肉の緊張を和らげ、早期回復を目指せます。
・ハイボルト
踵骨骨端は軟骨なので炎症を起こしやすく、炎症が強い痛みを引き起こしています。ハイボルトは局所の痛みの改善、炎症の早期消失、組織の回復促進などを早めることができます。
シーバー病の痛みが落ち着いてきたら筋膜リリースを行っていきます。
・筋膜リリース
シーバー病の原因のひとつにふくらはぎの筋肉の硬さがあります。ふくらはぎの筋肉の硬さは、筋膜と呼ばれる筋肉の上にある組織を刺激して、リンパの改善をすることで柔軟性が取り戻せます。また足首の動きも改善できるのでリハビリとしておすすめです。
シーバー病でお悩みの方はぜひ豊後大野市三重町にある健笑堂すぎの樹はりきゅう接骨院にご相談ください。