肘内障 | 健笑堂すぎの樹はりきゅう接骨院 三重院

肘内障とは、子どもの肘の関節がずれてしまうケガです。主に1歳〜6歳くらいまでの子どもに多くみられる腕の脱臼の一種で、医学的には「橈骨頭亜脱臼（とうこつとうあだっきゅう）」と呼ばれます。

特に2～4歳の子に多く起こります。「肘の骨がずれる」というイメージが近く、正式には「橈骨頭（とうこつとう）亜脱臼」と呼ばれています。

肘の関節部分である橈骨（とうこつ）と呼ばれる骨が、輪っかのような靭帯からスルッと抜けるように外れてしまう状態で、痛みや動かしづらさが出てしまうのです。見た目には大きな腫れもなく、外傷も見られないため、初めての方は驚いてしまうことも多いです。

子どもは関節や骨が未発達のため、大人と同じ力を加えてしまうと、思いがけず外れてしまうことがあります。そのため、日常のちょっとした出来事がきっかけになることが多いのです。

肘内障は、実は特別な事故やケガだけが原因ではありません。以下のような「日常の動作」で発生することが非常に多いです。

原因として多いのは、次のような日常の動作です

・子どもの腕を強く引っ張ったとき（手をつないでいて転びそうになった時など）
・遊んでいて腕を持ち上げた時（ブランコのようにぶら下げた時）
・お風呂上りに服を着せる際、腕を無理に通した時
・寝返りやうつ伏せの体勢から、無理な体勢になった時

このように、強く引っ張ったり、不意に力がかかったときに、肘の関節がずれてしまい、内側の「輪状靱帯（りんじょうじんたい）」から骨が外れてしまうことで、肘内障が起こります。

子どもの骨や靭帯はとても柔らかく未発達の為、大人が「たいしたことない」と思う力でも関節にとって負担になることがあります。

肘内障の症状

肘内障の症状はとても分かりやすく、突然、腕を使わなくなるのが大きな特徴です。以下のような様子が見られた場合、注意が必要です。

・腕を下げたまま、ピクリとも動かさない
・泣いたり、痛がったりする
・腕を使おうとすると不機嫌になる
・肩や手首は動かすのに、肘の部分だけが固まっているように見える

肘内障は、目立った腫れや変色が見られないため、一見するとケガとは分かりにくいのも特徴です。特に、初めての発症では、親御さんも「何が起こったのか分からなかった」ということがよくあります。大分県の鶴崎、大在、賀来、春日、三重にある健笑堂整骨院グループでは、こうした日常の中にある「ちょっとした瞬間」に目を向けることが大切になってきます。

特に1回なったことがある子は、また繰り返すことも多く、保護者の方も注意が必要です。

肘内障は、一度整復（外れた骨を元に戻すこと）を行えばすぐに元通りになることがほとんどですが、以下のような理由で症状が長引いたり、悪化したりすることがあります。

改善しない原因

 ・成長により靭帯がしっかりする前（およそ5歳頃まで）
 ・一度肘内障を経験している
・無理に腕を動かしてしまった
・間違った方向に整復しようとしてしまった
・肘内障ではなく、別のケガ（骨折など）だった
・痛みが取れたと思って無理に使いすぎてしまった

特に注意したいのは、「自己流で治そうとすること」です。無理に引っ張ったり、ネットなどで見た方法を自己流で試すのは、骨折や神経の損傷につながるリスクもあるため絶対にやめましょう。

大分県の鶴崎、大在、賀来、春日、三重にある健笑堂整骨院グループでは、肘内障に対する正確な評価と、安全な整復法を用いて対応しております。場合によっては整復後に安静が必要になることもありますので、お一人おひとりの状態に合わせた施術と運動指導を行い、サポートをしております。症状が長引いている方も、まずはお気軽にご相談ください。

肘内障は、一度発症すると再発しやすいという特徴もあります。そのままを放置すると、以下のようなリスクがあります。

・肘をかばうようなクセがついてしまう
・筋肉の発達に影響が出る可能性がある
・肘の不安定さが残り、再発しやすくなる
・痛みを我慢することによる精神的なストレス

また、肘内障と見分けがつきにくい「肘の骨折」や「筋の損傷」の可能性もあるため、放置することで重大なトラブルを見逃すリスクもあるのです。

大分県の鶴崎、大在、賀来、春日、三重にある健笑堂整骨院グループでは、お子様の状態をしっかり確認し、必要があれば医療機関との連携も行っています。

大分県の鶴崎、大在、賀来、春日、三重にある健笑堂整骨院グループでの肘内障の治療は、以下の流れで行います。

1.問診と検査
まずは「いつ、どのようにして症状が出たのか？」をしっかりと伺い、必要に応じて患部を丁寧に確認します。お子様が不安にならないよう、やさしく接することを大切にしています。

2.整復
経験豊富な柔道整復師が、肘内障の整復を行います。ほとんどの場合、数秒で完了し、その場で痛みが取れて動かせるようになります。子どもが驚かないよう、優しく・スムーズに施術を行います。

3.アフターケアと予防指導
再発防止のために、大分県の鶴崎、大在、賀来、春日、三重にある健笑堂整骨院グループでは、施術後の生活指導やセルフケア指導も丁寧に行っております。保護者の方が安心して日常生活ができるよう、丁寧にご説明いたします。

肘内障が治るまでの期間は？

肘内障は、整復が正しく行われれば、ほとんどの場合その場で症状が改善します。施術後すぐに腕を動かせるようになります。ただし、再発予防の観点から、1～2日は無理な動作を控えるようにアドバイスすることがあります。

一度肘内障を経験すると、関節がゆるくなり、再び起こるリスクが高まります。

大分県の鶴崎、大在、賀来、春日、三重にある健笑堂整骨院グループでは、繰り返さないための生活指導や、筋肉や関節を守るサポートも行っています。

再発を防ぐには、「肘に無理な力をかけない生活」を送ることや保護者の方の協力も必要になってきます。

保護者が気をつけたいポイント

・手をつないで歩くときは、引っ張らず、軽く手を添える程度に
・子どもを持ち上げるときは、わきの下から抱えるように
・ブランコごっこや腕を持って回す遊びは避ける
・洋服の着脱は、そっとサポートしながら行う

多くの親御さんが、「私が引っぱってしまったから…」「遊ばせ方が悪かったかな…」とご自分を責めてしまいます。

でも、肘内障はとても起こりやすいケガなので、決してお父さんやお母さんが悪いわけではありません。

お子様が突然腕を動かさなくなると、親御さんはとても不安になります。ですが、肘内障は適切に対処すればすぐに良くなる症状です。

健笑堂整骨院グループでは、そんな親御さんの不安もやさしく受け止め、お子さまが安心して笑顔を取り戻せるように全力でサポートしています。

大分県の鶴崎、大在、賀来、春日、三重にある健笑堂整骨院グループでは、お子様にも保護者の方にも安心していただける対応を心がけております。

「もしかして肘内障かも？」と思ったら、まずはお気軽にご質問やご相談ください。

Q肘内障の整復後はすぐに動かせるようになりますか？

多くの場合、整復が成功すればすぐに腕を動かせるようになります。
大分県の鶴崎、大在、賀来、春日、三重にある健笑堂整骨院グループにも、肘内障を起こしたお子さまが多く来院されています。
整復（関節を元に戻す処置）がうまくいくと、痛みはすぐに軽減し、ほとんどのお子さまはその場で腕を使い始めます。整復の瞬間には「コリッ」という音や感触があることもあります。
ですが整復後すぐには動かさない場合もあります。
整復後に泣き止んでも、怖さや痛みの記憶から、しばらく腕を使いたがらないお子さまもいます。そのような場合でも、30分〜1時間程度で徐々に動かし始めることが多いです。
整復後1時間以上たっても腕を動かさない場合は、再度ご相談ください。

• 整復がうまくいっていない
• 他の部位にケガをしている（骨折や筋肉の損傷など）
• 痛みの記憶が強く残っている
といった可能性があるため、様子を見すぎず、早めの再診をおすすめします。

Q肘内障を起こしたときに、自宅でできる応急処置はありますか？

基本的にはご家庭での整復は避け、できるだけ早く専門の整骨院や医療機関を受診してください。すぐに整骨院や医療機関への受診ができない場合は以下の対処法があります。
1. 腕を無理に動かさないようにする
お子さまが痛がっている腕を無理に動かしたり、伸ばしたりしないよう注意しましょう。動かさないようにそっと見守ることが大切です。
2. 楽な姿勢で安静にする
抱っこする際は、痛みのある側の腕が体に自然と沿うような姿勢を取ると、お子さまも安心します。
3. 冷やすのは腫れや強い痛みがあるときのみ
通常の肘内障では大きな腫れはありませんが、痛みが強い場合はタオルで包んだ保冷剤などで軽く冷やすと落ち着くことがあります。
4. 泣き止んでも腕を動かさない場合は、速やかに受診を
一時的に落ち着いても、腕を使わない状態が続く場合は、自然に治ることはほとんどないため、整復が必要です。
肘内障の整復は、柔道整復師や医師など専門知識を持った人が行う必要があります。
自己判断で無理に整復を行おうとすると、関節や周囲の組織を傷つけてしまう可能性があるため非常に危険です。大分県の鶴崎、大在、賀来、春日、三重にある健笑堂整骨院グループ各院では、肘内障の整復経験が豊富な柔道整復師が常駐しています。
お子さまの年齢や様子に応じて、できるだけ負担の少ない方法で対応いたしますので、安心してご来院ください。
急な症状で来院をご希望の場合は、事前にお電話いただけますとスムーズにご案内が可能です。

Q子どもが肘内障になったら登園、登校は控えた方がいいですか？

整復後、本人が自然に腕を動かせるようになっていれば、その日のうちに登園・登校しても大丈夫です。ただし、お子さまによっては整復後もしばらく腕を使いたがらなかったり、痛みの記憶から不安が残っている場合もあります。
そのような時は、無理をさせずに1日おうちで安静に過ごすのも良い選択です。
お子さまの様子をよく観察し、「普段通りの動きができているか」を基準に判断しましょう。
また大分県の鶴崎、大在、賀来、春日、三重にある健笑堂整骨院グループでは整復後の登園・登校、整復後の生活面や再発防止についても丁寧にアドバイスしています。
肘内障の整復後、お子さまが日常生活にスムーズに戻れるよう、保護者の方にもわかりやすく今後の注意点をご説明しています。
ご希望があれば、保育園・幼稚園・学校へ提出する「医療機関での整復済み証明」や「登園許可に関する説明書」の発行にも対応可能です。
肘内障は、適切に整復すればすぐに日常生活に戻れることがほとんどです。
お子さまの様子を見ながら無理をさせず、心配な点があればお気軽に大分県の鶴崎、大在、賀来、春日、三重にある健笑堂整骨院グループまでご相談ください。